鳥の羽根 くぐりぬけ~くくり


舞踏家の最上さんのツィートである。

https://twitter.com/walhallahlaw/status/1153506634548666368


鳥の飛行に“舞踏”を感じ取るのは、羽の間にすき間があることから、“くぐる~くくる”のテーマに沿うように思う。

すき間をくぐり抜け、漏れ出ることが、“括(くく)る”ことにつながる。これは、ヌーソ○ジー的に考えれば、“前後空間の等化”ではないか。ただし、それは、イデア的な構造として、そう設定される、というコンセプトの話であり、実際の知覚における現象としては、

前として把握された空間が、後方に漏れ出て、くぐり抜けていくが、その流れが、前の空間と、“併せて同時に”知覚されるという、前後の感覚の、二重性のようなことである。

このような感覚はしかし、古典などにたどると、めずらしくない感覚である、ということ。ex.“月影”は、月から漏れる月の光であるが、影ではない。人影もまた同様。むしろ、その実質のようなニュアンスがある。後方に、その実質があって、それが漏れ出ていると。

 

このパターンも、同様である。ぐくり~くくりとなる。

蛇として表されているものが、水、あるいは液体であるということ考えられる。また、一般に、水として表されているものが、他の何か…空間の流動性、みたいなものであることも考えられる。

 

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クレタ島の巫女

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アテネオリンピックのエキビシジョン