“地表面を蹴りジャンプして光になろうとしている。重力(闇)は地面を蹴るのにどうしても必要なので感謝して有り難く利用する。”

“人間全体が今、第2の起源に向かっている。地表面を蹴りジャンプして光になろうとしている。地球から離脱し月を踏台にして太陽へと飛翔。重力(闇)は地面を蹴るのにどうしても必要なので感謝して有り難く利用する。地面を蹴る瞬間が光と闇の統合となり、その後は光だけ(不死)の世界へ。”

“人類における第2の起源”とはなにか。おそらく、ヌーソ○ジーの用語の“次元の交替化”みたいなことが関係しているのでしょう。ここはややこしいので、用語解説は後ほど。→交替化

“地表面を蹴りジャンプして光になる”。

この“地表面”は、“超心点”と関係していると思う。解説は後ほど。→超心点

“地球から離脱し月を踏台にして太陽へと飛翔。”

ヌーソ○ジーでは、月は、肉体として扱われる。人間における精神的な作用は男性性であり、肉体は女性性である。これはよく言われる話でもある。

“人間の意識の進化”は、月=肉体の方にもたされている。しかしそのことは、人間の意識が“反転”してしまう、ということとは違う。反転は“死”ですから、“肉体の反対”とも言えるような、ヌーソ○ジーが言うところの“裏身体”でしょう。

“月を踏み台にする”のニュアンス。“肉体の反対”に行くにせよ、それは、“肉体を踏み台”としたプロセスを経るものだろう、ということ。

“重力(闇)は地面を蹴るのにどうしても必要なので感謝して有り難く利用する。”

ヌーソ○ジーでは、“重力”は、人間を地上にしばりつけるものの象徴、…あるいは、その作用そのものですが…したがって、“反転”が起きると“重力”は解除されていく。

私の解釈では、顕在化した意識が、“地面を蹴る”その最中においては、“覚醒した精神”を、再度“中和”するかたちで…意図的に中和する…いったん“降下”して、肉体の方に降りて、そこで“ジャンプ”した時に、すかさず、“精神の中和”を引き上げるという、オペレーションを言うのではないかと思うのだが。

その時に“感謝”が必要だというのは、それまで“人間の肉体を支えていた大地”に対する“鎮魂”のニュアンスが含まれるのかもしれません。

“地面を蹴る瞬間が光と闇の統合となり、その後は光だけ(不死)の世界へ。”

“地面を蹴る瞬間”が、“超心点”の顕在化だと考えましたが、そのことが、“光と闇の統合”だというのは…光は精神、闇は肉体、感覚、重力など…“超心点の顕在化が“重心”となる”ということだと思われる。

つまり、潜在化として“重心”が“下降”するのが“超心点”で、その時、潜在化としての超心点の位置に、一時的に戻る。それが“地面を蹴る瞬間性としての動作”により象徴化されているもの。そして蹴った後は、顕在化としての重心に入る。

…自分は、この“跳躍”が、一過性のものではなくて、“常に持続される”ものであり、それが、顕在化の時代にあって、“変換人”における“変換作用”が要請するところの、“人間⇔ヒト”の関係ではないかと。

(人間からはヒトは見えない。しかしヒトは、人間に下降することは可能。つまり、ヒトは、そこに降りた時に、すぐに地面を蹴って、“光と闇を統合”する。)

なぜそんなことをヒトはやるのか。それは、“変換期”における変換人としてのヒトの意識の成分が、人間の意識の領域から、変換そのもののエネルギー成分を、それにより…地面からの跳躍…調達してするから、ではないか。

ここは、“超心点”と“表相の中和”を参照のこと。

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用語の解説。

●超心点(ちょうしんてん) 潜在化における重心の位置。人間の次元における反覚醒と覚醒の境界。表相の中和が起こるところ。定質を性質に変換させるところ。覚醒させる力を送りだすところ。モノの界面。モノと皮膚が接触する部分。覚醒においては「重心」となる。

しおりちゃんの言う“大地を蹴る”を、より広く、“モノと皮膚との接触面”に起きる、なんらかの作用と考えることもできる。

実際に、“舞踏”は、たんに、跳躍するだけでなく、地面や床に寝転がったり、モノを使ったり、といった稽古をするということがある。

●超心点 人間が点(=ユークリッド的な点)と呼ぶものの正反対の場所にある。人間の意識の内面においては、肉体と世界との界面部分として現れている。外皮。人間の身体の形態が作り出されているところ。物理学でいう特異性の本質。触覚とは定質が性質に変換される機能。

つまり、3次元空間の反対側の世界に対して、その“点”としての入り口に、超心点があるということ。(ただし、超心点は、反対の空間そのものではない。あくまでそのちょうつがいの位置。テコの支点のような場所。反対の空間そのものは“重心”をテコとして“精神の変換作用”により構成される空間。)

・超心点 真実の地球。言葉を生み出す力の核。言葉をまとめる力の核。観念が生まれているところ。

●表相の中和 人間の最終構成から顕在化に入るところに生じる。人間に表相の働きを失わさせること。すなわち、表相の顕在化を起こさせ表象化をやめさせてしまうこと。表相の対化を作り出すための上次元の調整作用。

“超心点”で起きる“表相の中和”の働きは、“脱表象化”の働きであり、人間の認識から“意味”の成分を引き抜く。真っ白、まっさらにしてしまう作用である。

●表相の対化 方向性の対化。自己と他者の関係を作り出しているものの本質。点の対化。顕在化において生まれる最初のカタチ。

この“表相の顕在化=表相の対化の顕在化”をベースにして、“位置の顕在化”が起こってくる。

表相の対化の顕在化に際して、方向性の対化や、点の対化が顕れてくるが、それを素材として用いて、顕在化としての“位置”、つまり“精神の位置”を見定める働きが、“重心”の働きでもある。その位置の構成をめぐり、精神が、それ自身の“カタチ”を見いだしていくことが、“精神の変換作用の実態”である。それを“ヒト”がとりおこなう。

●交替化(こうたいか) 覚醒とほぼ同じ意味。「陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる」という言葉の本質。定質の対化と性質の対化を顕在化させて相殺し、互いの方向性を 逆転させること。ヒトの意識次元へ入ること。

共性する力がすべて顕在化として表された(最終構成の働き)ときに交替化が開始される。対化の内面が持つ役割。交替化が終了すると意識は真実の人間の意識次元へと進化する。交替化はケイブにおいて全部で7回反復される。

(ここに挙げているヌーソ○ジーの辞書は、ちょっと古めの内容。内容的に間違いは少ないと思いますが、微妙なところでは、変更点はあるのでしょう。)

●共性(きょうせい)付帯質の外面における意識状態のすべてのことを指す。対化の外面におけるすべての次元交差が逆性を作り出してくる状態。似た言葉に重性というのがある。重性と共性の違いは、次元を交差することができるか否か。表相が次元を交差することができるのが重性、表相が次元を交差できないものが共性。双方とも 中和を持ち、それぞれ対化の外面の方向への力と、対化の内面の方向への力を送りだす。惑星としては共性が金星、重性が土星

●付帯質(ふたいしつ) 精神の反映として生み出されるもの。精神の対化が交差を起こすときに、逆性として精神に関与されるもの。人間の内面の意識に生み出される精神の影の 場のようなもの。外在という概念が与えられる場所性のこと。

・付帯質の外面 モノの外部のこと。人間の内面の内面という言い方もできる。

・付帯質の内面 モノの内部のこと。付帯質が反映を行っている方向性。人間の外面と意味は同じ。人間の外面がモノの内部にある(人間が見ている世界が実際はモノの内部にある)ということに人間が気づけば覚醒が起こる。