おばあちゃんと孫、コロナウィルス、深部の身体文化の伝承の切断?

老人と子供~孫の触れ合いが禁じられるのは確かに悲劇かもしれない。考えられるのは、おばあちゃんの孫への触れ合いが、基本的な身体レベルでのコミュニケーションのあり方を深部で規定していることで、

 

母親はやはり、目的的なところがあるが、おばあちゃんは目的なく、孫を抱き、また、身体における霊的な成熟度が年齢と経験により高いので、影響力がなにげにあるかもしれない。

 

年寄りがいる家庭といない家庭。年寄りは、目的なく、そこに居る、座敷わらし的存在であり、逆に言えば“存在力”がある。それにより、年寄りのいる家庭で育った者は落ち着きがある。

 

そのレベルで、おばあちゃんと孫の触れ合いを禁じることは、深いレベルでの身体の文化伝承を切断し、何か新しいものを顕わにしていく働きがあるかもしれない。

 

“舞踏”というのは、その意味で、文化のない老人のようなもので、...すべての新鮮な経験が“今”に重なる...“翁”が、老人であり、また、子供であるところの“童翁(わらべおきな)”たる点も、そこと関係がある?

 

子供向けの舞踏、老人向けの舞踏、...なんてものが必要になってくるかもしれない(笑)