お菊さんの皿屋敷と、更地とが関係していないだろうか? まっさらな土地に関して

怪談のお菊さんの話では、お菊さんが割ったお皿と“皿屋敷”という言葉の重なりを通じて“さら”の語に注目させようとする意図を感じる。つまり、今の人は、“皿屋敷”をお菊の皿にちなんだ名前だろうと考えるが、実はそうではなく、皿屋敷とは、サラ地に建った、皿屋敷、更地の更屋敷のニュアンスをもつ。

皿屋敷が、更地~更屋敷のニュアンスをもつと気がつく時代であれば、更地と、皿ということが、掛け合わされていることに気づく。つまり、“皿”が割れたというのは、皿が用を足さない、つまり、その土地が割れた、のニュアンスでもあるということになる。

お菊さんが割ったお皿と、“皿屋敷”という言葉の重なりを通じて、“さら”の語に注目させようとする意図を感じる。つまり、今の人は、“皿屋敷”をお菊の皿にちなんだ名前だろうと考えるが、実はそうではなく、皿屋敷とは、サラ地に建った、皿屋敷、更地の更屋敷のニュアンスをもつ。


皿屋敷が、更地~更屋敷のニュアンスをもつと気がつく時代であれば、更地と、皿ということが、掛け合わされていることに気づく。つまり、“皿”が割れたというのは、皿が用を足さない、つまり、その土地が割れた、のニュアンスでもあるということになる。

更地のニュアンスは、“さ-あら”であると言い、新しく、さらに、の意味。その、まっさらになって、他の人に譲渡される土地は、おそらく、土地の、霊的な意味での浄化が必要とされるが…日本は“地神(じがみ)”の世界観をもつ…

その時に、土地や水にまつわる問題が生じることを、“皿が割れる”のニュアンスに込めたのではないか。

つまり、旦那様の大切な10枚のお皿のうち、例えば最後の皿を割ったお菊が井戸に身を投げたというのは、長い歴史を重ねているその土地の歴史に、更地での受け渡しの際に、重要な問題が生じ…土地や水に感する厄など…それがうまくいかない、というニュアンスではないか。

参考ツィート:https://twitter.com/kihitsu_2013/status/1151387543272710144