村岡茂さんへのコメント 体表感覚と眼球ぐりぐり運動感覚の連動

自分の場合、ふつうにものごとを考えていると、内面的な考察となり、ヌースと摺り合わせた場合に、潜在化の次元のことを考えているというケースが多いです。

なかなかに、外面的な、イデアックな思考というのに及ばない部分があるのですが、内面世界の考察は考察で、これもまたヌーソロジーの分野ですので、自分の関心のおもむくままいろいろ考えている次第です。

視覚における、像が大きい、小さい、という視野におけるそのままの“見え姿”の問題と、実際の見る行為が、眼球のぐりぐり的な幅感覚でもって把握されている要素があるということ。(その両者の連動、協働があるということ)。

たとえば、空で字を書くというのがありますが、その時、この映像と眼球ぐりぐり運動が、連動していますね。

今の私が関心をもっているのは、視野空間における見え姿の話であるよりも、視覚よりも触覚の方、つまり、体表において“外部(もの)と触れ合う感覚”での“布置”のようなものです。

(触れる対象というよりも、布置、体表というトポロジー的には球面状の、トポロジカルな布置。触れて対象が認識されるのではなく、あらかじめ体表感覚がまず準備されていて、触れることがその体表=球面トポロジーにどう響くか、ということの認識。)

そのような体表感覚を、眼球のぐりぐり感覚とつなげ、そこで生じた体表のトポロジカルな変位を、眼球ぐりぐり感覚で(←これも球面感覚です)“ジャイロ”的に認識~記憶する、というアプローチということです。

(こ のような体表感覚では、直線的な対象把握ではなく、体表としての球面に対して、対象は面的な接触の作用を及ぼしています。つまり、球面と面との、境界を捉 えるということです。それは、「点」と「面」との、あわいの世界ですね。総じて、体表と接触面、つまり球面と面(体表の接触は圧をともない面化されてい る)との関係性のカタチを、眼球とその眼窩との粘膜的な接触=球面と点(接触は点として認識される)で、把握するというスタイルになっていると思いま す。)

関係ないですが、夢というのも、体表感覚に関係すると予測していますが、寝ている間の体表感覚が、寝ている間の目のぐりぐり運動(ないしは微細運動)と連動しているのではないかと考えています。

(一般に、人間の睡眠中、シルバーコードが伸びて霊界に行っている場合があると言われていますが、その記憶が体表に反映されており、これを眼球運動が記録していると考えるわけです。睡眠中の霊界の行動→体表への反映→眼球運動における記録の順序です。)

ス カイツリータワーが小さく見えているのに、それをそのまま小さく受け取らず、とても大きいのだと認識できるのは、それが幅感覚によって延長されるかたちで 想像イメージされているからですが、(つまり、それは神経系~脳内イメージの中で仮想的なものですが)、三次元化が社会コード化されていない幼児は、小さ なタワーをそのまま小さいものだと認識してます。それが、視覚認識における原情報ですね。

自分は触覚人間で、 仕事でももっぱら人間の体表、あるいは体の外形をターゲットにして仕事をしているので、目の使い方も、そのような体表の形状把握に特化してしまっているよ うな部分があって、ここで書いていることがどういうことか分かりにくいかもしれませんが(実際にお会いして説明すれば分かると思いますが(笑))、

このような触覚中心の感覚世界は、定質的なものを性質的なものに変える、つまり転換する作用に関係しているようで、(ヌーソロジー的には)、それが、変換人の意識の中でどのような働きをもつのか、考えているところです。

●超心点(ちょうしんてん) 潜在化における重心の位置。人間の次元における反覚醒と覚醒の境界。表相の中和が起こるところ。定質を性質に変換させるところ。覚醒させる力を送りだすところ。モノの界面。モノと皮膚が接触する部分。覚醒においては「重心」となる。

「人間の意識の内面では肉体と世界との界面部分として現れている。外皮。人間の身体の形態が作り出されているところ。物理学でいう特異性の本質。地球の外面性。触覚とは定質が性質に変換される機能。(超心点)」

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追 伸ですが、眼球ぐりぐり運動感覚による、体表トポロジーの球面的な認識把握は、視野における見え姿(=表相)における触覚的な幅感覚の協働を、“相殺(そ うさい)=中和”しておりますので、もしかして、ヌーソロジーで言うところの「人間の外面」というものに入っている感覚かもしれません。トポロジカルであ り、点、面、球といった空間ツールを使っており、直線的な感覚ではありませんので。また、このアプローチにより視覚側に残されるのが、視覚の原情報として の「見え姿としての表相」となっていますね。

 

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