腰痛症と脚のこり(2)

自分には身体の知識があるので、なにほどか対処できているかと思うが…身体そのものは虚弱の方である…とにかく、現状として、男たちの身体、肉体の様子を日々観察していて、かわいそうだな、と思っている。

地元で有名人のSから、アメ車専門の自動車屋社長のNを紹介され、サッカーの後遺症もあって、腰椎のヘルニア的な症状が進んでいて、仕事に支障が出てましたが、2回治療して、それ以後、一年間来てませんでしたが、その2回の治療で“完治”していて、我ながら驚いた。

やはり、今の自分の実力は、かなりのレベルに行っているな、と。

S氏の場合には、一年ほど前から始めたマラソンの影響があるのだが、2回の施術の後、走っている最中に、腰が矯正される手応えがあって、それ以降症状が出ていないとのことで、脚をみると、確かに以前のような神経症状がほとんど消えているわけです。

知り合いの紹介で、東京で荒治療をしてヘルニアを直す人がいて、そこに行く予定もあったらしいのだが、ここで治ったのでその必要もなくなり、その後、客も紹介してもらったりしている。

“自然矯正”というキーワードがあるわけで、今の人間は、固くて平坦な道路を歩いているので自然矯正が効かないと。昔の人間の方があちこち悪いのは当然であるが、悪路を歩く生活をやるし、いろんな肉体労働や作業があるので、いろんなポーズをとることであちこち伸ばされて自然矯正される。

今は端的に、逆ですもんね。運動不足、地面が平坦で固い、クルマばかり乗る。クーラーや冷たい飲料で体を冷やす。

そして、さまざまな腰痛症から来る性的な能力の減退は避けられない。そしてしかし、男は、腰が悪くてあっちの方はさっぱりだ、というようなくどきをやらない人間も多く、そういう人はプライドも高いので、独特の状態に陥っている。

いろんな格好、運動をする。リラックスする。体液循環、血液循環を高める。温める。…なんとなく分かっていることではあるが、これができないのが現代人の生活である。

そういうことがずっと続けばどうなるか、誰でも分かるわけなんで、ガンだって、循環障害ですからね。