オコツトとマスミモ
現在、ヌーソ○ジーでは、日本の伝統思想との対応を迫られているのだろう。
“オコツト”は和語で読めるのではないだろうか。
古語のオコは、“起こる”の意味らしい。
オコツトがOCOT(オコット)になっているのは、ヌーソロジーの世界観が“哲学仕立てのSF”になっていることに関係しているらしいが、
もともとヌースが日本が苦手だという話も聞く。
とくに、ひつき神示の“マルチョン”…◯にヽ…ヌースの“円心”に類似性があるので、質問が多かったのではないか。
画像:中矢伸一著。1991年。
その時おそらく、“オコツト”や“タカヒマラ”の語に関する質問や意見が多く、辟易させられてしまったことから…とくにタカヒマラのマラと日本の性器信仰との関係など…
オコツト→OCOT、タカヒマラ→ケーブユニバースと、リニューアルし、世界観を更新したのだろう。(人類が神を見る日→シリウス革命)
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ヌースの基本は“対化”なので、“オコツト”という存在もまた対化~ペアなのではないかと思った人もあるかもしれない。
実際に“マスミモ”というのがいる。
マスミモは、和語だろう。とくに、“マスミ”というのは、すぐ、和語だと感じられる。すると、オコツトもそうなんだろうと、なる。
それが嫌だったのではないかね、昔の、日本嫌いのヌーソロジーは。
結果、マスミモの名前を抹消し、オコツトを“OCOT”にしたのか?
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・すむ〔清、澄〕 停止した状態がつづいて、ものごとが透明になることをいう。大気や水が清浄となること。
・おこる〔起・興〕自動詞「起く」の派生形。「行ふ」と同根。起きた姿勢で行為することをいう。(字訓/白川しずか)
・おこたる〔怠・倦〕 「おこ」は「行ふ」「起る」と同根。継続的になされている行為が、ある段階から低下してくることをいう。「起る」「興る」に対して、逆の方向にあること。
・おこなふ〔行・挙〕 身を起こして行動する。元気にことを為すことを言う。「おこ」は「起(おこ)る」「興(おこ)る」と同根。また「息(いき)」の母音交替形であるから、活動的にたちはたらく意である。「おこなひ」はその名詞形。
「おこ」は「息」の母音交替形で、息をはずませ、気力を振い起して、ことにとりかかることをいう。漢字の「おこなふ」と訓する字が、行くこと、前進するという実践的行為的な意味をもつものが多いのに対して、国語は深く息づき、気息をはげますという感性的な性格の語を基調としている。
【起】巳(し)声。金文・篆文の字形はすべて巳に従っており、それならば蛇が頭をもたげてゆく意である。坐して起(た)つときの動作をいい、それよりすべてことを始める意となる。[訓義]1.たつ、たちあがる、おきる。2.ことをはじめる、つくる、たかまる。