『体内記憶』 胎児とのコミュニケーション

以前に体調を崩した際、『体内記憶』という本をすすめられた。

今、部屋の整理で出てきて読んでいるが、「胎児知覚」に関して書いてある。

・キックゲーム

「二度叩いたら、二度蹴り返して」。食事や音楽など、「あなたはどれか好きか教えて。イエスならキック一回、ノーならキック二回」。

カレンダーの日を指さして、「あなたの生まれる日を教えて」。

・筋反射を使う

「体はすべてを知っている」という前提から、その情報を引き出す技術として、筋反射を使う。

ダウジング、Oリングテスト、キネシオロジー、スリーインワン、など。

胎児との対話のための技法ではないが、応用することができる。

・上の子どもに胎児の通訳をしてもらう。

上の子に胎児の様子を伝えてもらうことには、弟妹を迎えるための準備となる。

嫉妬して赤ちゃんに関心をもたないそぶりをみせていても「おへその穴から赤ちゃんが見えるんだって。どんな様子か教えてくれる?」などと聞いてみる。

突拍子もないようなことを答えてきても、お礼を言ってあげること。

・夢通信

胎児とのコミュニケーションに関して、夢は重要な方法のひとつとなる。

母親や父親などの夢に胎児が現れて、出産時期や性別などを告げることがある。

・直観を使う

妊婦は感覚が鋭くなっている。これを内側に向ける訓練をし、言葉に頼らないコミュニケーション技術を高めることができる。

・自動書記

紙と筆記用具を用意し、胎児に意識をむけて無心となる。手が勝手に動き出し、文字や絵を描いてしまうことがある。

『胎児との対話(森野夏海)』、『ママと、生まれるまえからお話できたよ(せのおまさこ・せのおもえみ)』、参照。

「手が勝手に動き出し、絵を描くようになりました。赤ちゃんの名前はもえみちゃんと言うそうです」。

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「初めに胎児ありき」であり、その時、妊婦の意識が「あなたを先行とする世界」に入っていることがよく分かる。

このほとんど完全な意識の受動性、受容性は、霊媒や巫女の能力と共通しているのではないか。

霊媒や巫女に女性が多く、胎児との対話、「胎話」の能力が先天的にあるので、それを応用しているのだろう、という考え方もできる。

あるいは、このような胎話の環境の中で、巫女の能力、霊能力を、開発してきた歴史があったのではないかと考えることもできる。

巫女の仕事に助産婦、産婆があったとして、出産後のケアも含むだろうから、その中で、女性の霊能開発というのが含まれていただろう。

元来、巫女や魔女と、一般女性とのボーダーラインははっきりしていなかったらしく、一部の地域では今もそうであるという。